2011年10月24日月曜日

秋の犬山城まつり 山車揃え

山車揃え
小雨の土曜日、私は朝から天気が気になって、ベランダに出たり入ったり。
今日は、以前から愉しみに待っていた「秋の犬山城祭り」の日です。
どうしても見たかった「山車揃え」の日です。
でも、天気予報によると一日雨。
やっぱり中止だろうなと諦め、遅い朝食を食べながら撮り溜めしていた韓国ドラマを見ていたら、いつしか雨があがっていました。
ネットの情報では「小雨決行」とは書いてありましたが、「山車揃え」が決行されるのか、中止されるのか、家にいたのでは分かりません。
カバーをかけられた山車


たとえ、中止であったとしても、とりあえず行ってみよう!
そうと決めたらエンジン全開、大急ぎで家事を済ませ適当に化粧をして、30分後には高速道路を疾走していました。
行動力はあっても、計画性のない私ですから「行けばなんとかなる」と犬山城を目指しましたが、秋祭りが開催されていれば、交通規制で犬山市内に入って行くのは困難なはずです。
案の定、犬山市内は交通規制が敷かれていました。
しかし、交通規制が敷かれているということは、山車の巡行が行われているということでもあるので、嬉しくもなりました。
とにかく駐車場を探さなくてはと、規制地域の手前でうろうろしていたら、天気が悪かったせいか、案外簡単に駐車場を発見できました(^_^)/

提灯が取付けられていく山車

とりあえず、山車の集まっているはずの犬山城前広場に直行してみましたが、天候のせいで予定どおりに行事は進んでおらず、午後2時くらいには、全部の山車が到着するであろうとの事。
せっかく来たんだから、何時間でも待ちましょうと腰を据えて待っていると、1時を少し過ぎた頃から待望の山車が広場に入ってきました。
しかし、残念な事に、どの山車もレインコートを纏っているではないですか。
こんな天気だから仕方がないのかなぁ(*_*)
しかし、高さ8メートルの山車が、次々と広場入口で力強く方向転換をして入って来る姿は、レインコートは着ていても、迫力満点。
さすがに山車が12両揃うと、それはそれはりっぱなものです。
素晴らしいのひとことでは、語れないくらいの感動ですよ。
小雨も止んで、山車のカバーも外されていきました。

三層からなる山車の上山(上段)に「からくり」があるのが犬山の山車(やま)の特徴です。
中山(中段)に「からくり」を操る人が入りますが、操る姿が見えないように美しい刺繍幕が下がっています。
そして、(下山)下段には、小太鼓を叩く子供達のお囃子が入ります。
その姿はとても優雅で美しく、うっとり眺めていたら、また、小雨が・・・。
せっかく外されたビニールカバーが、また掛けれ、がっかり(>_<)
予定では、「からくり」の実演披露が始まるはずなのですが、この天気です。
何度も協議が繰り返され、結局、一部の山車だけの「からくり」披露となりました。
実のところ「からくり」は、高くて遠いので、よく見えずに終わりました。

夜山車
小雨は降ったり止んだりで、私が一番見たかった夜山車(よやま)まで天候がもつのか心配でしたが、夜山車決行のアナウスが流れ、ひと安心。
それぞれの山車に提灯が取り付けられていくのをワクワクしながら見守りましたが、またしても雨が・・・。
また、屋根にカバーが掛けられ、なかには、一度取り付けた提灯を外す山車もあります。
ええぇ・・・なんで・・・ここまで待ってたのにぃ・・・(゜o゜)




すると、こんな声が聞こえてきました。
「提灯1個二千円するんだよ。濡れてダメにしてしまうと町持ちなんで、お金が掛かるともめるからね」
ふふん、そうなのね。
でも、祭りなんだから、セコい事言わないでよ!って、関係ない私は思わずつぶやいたのした(-。-)
それぞれの山車に取り付けられた提灯の数は365個だそうです。
そりゃ、全部ダメになってしまったら大変だけど、ね。

「どんでん」車輪が持ち上がっている事に注目!

そうこうしている間に、雨は本降りになり、もう傘なしではいられません。
山車は、早々に町内に帰って行くこととなり、次々出発していきましたが、最後にしっかり「どんでん」を見せてくれました。
「どんでん」とは、大きな掛け声と共に、若衆が山車の前輪を担ぎあげ、そのまま一気に反転する力技です。
その迫力は、すっごいです。
これぞ、祭りの醍醐味ってやつですよ。

現在、犬山には全部で13両の山車があるそうですが、今回1両が修理中のため12両が勢揃いしました。
あいにくの天候ではありましたが、来て良かったと思える満足の一日でした。
そして、なんとしても、もう一度見てみたいと思える素晴らしい祭りでした。
次は、4月に犬山祭りがあるそうです。
絶対、また来るぞ!そう誓って、帰途についた私でした。


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