2011年7月27日水曜日

箏(十三絃)


思い起こせば、私は子供の頃から和風の物や和風な事が好きだった気がします。

何がきっかけだったのか、どうして筝なのか、今では思い出せませんが、小学5年生の頃から中学2年生まで、約4年間ほど箏を習っていました。
姉や友人達は、ピアノ教室とかバレエ教室に通っていたのに、箏教室を選ぶなんて、私も変わった子ですよね。
親に勧められたのではなく、自分から行きたいと言い出したのは間違いないのですが・・・。
きっと、お姫様かなんかにあこがれていたんでしょうね(^_^;)



みなさんは、箏の演奏を聴いたことがありますか?
演奏会などに行った事はなくても、なにげには、聞き流していると思います。
 題名は、御存知ないと思いますが、「春の海」とか「六段の調」は、お正月に和食処に行たりすると、よく流れていますよ。
 でも、残念ながら真剣に聴いている人は、あまりいないですよね。
生演奏の箏の音(ね)は、とても力強く凛とした響きで、日本人であれば誰しも心地よく感じるはずです。
と、言い切ったものの、私も今では、ほとんど弾くこともありません。
 

楽譜・琴柱・爪

箏という楽器は、十三本の絃をそれぞれ琴柱(ことじ)で支え音程を変え、演奏する和楽器です。
琴柱の位置によって、高音から低音まで調絃します。
つまり、チューニングする訳です。
西洋音階のドレミではなく、日本音階ってものがあり、それに合わせて調絃するのですが、基本の日本音階のほかに曲に合わせて調子というものがあって、必ずしもいつも同じ音階ではありまん。
まずは、その日本音階を覚えないことには調絃出来ないので、ひたすら耳で覚えます。


楽譜



楽譜は、左写真のように一から十の漢数字と斗(と)為(い)巾(きん)の字が並んでいて、記号なんかもあります。
楽譜は、縦に読みます。
初めて見る方には、なにがなんだかわかりませんよね。
でも、案外単純です。






基本の演奏方法は、右手の親指・人差し指・中指の3本の指に爪をつけて琴柱の位置より右側を弾きますが、爪をつけずに弾く場合もあります。
また、左手も使いますよ。
左手は、琴柱の位置より左側を押さえて音を半音あげたり、押さえたり放したりして音響きを変えたりします。
 ほかにも、いろいろなテクニックはありますが、説明が難しいので省略します。


久しぶりに箏を出して調絃をしたので、これから少し練習しようかと思います。
自慢できる腕前でもないので、お聞かせ出来ない事を幸いに、今日はここまでで失礼しておきます。

みなさんも、もし筝を聴く機会があったら、ぜひ、耳をかたむけてみてくださいね。





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